章テスト
章テスト:一変数の解析学
この テストで たしかめる こと
- ε論法・実数の連続性・微分積分の理論をつかいこなせるかたしかめる
この章テストに合格したら、解析学の一階は竣工。固有値(L2)を経てマイルストーンM4、その先の多変数(A7)へ!
A6「一変数の解析学」の章テストだよ。厳密化の総仕上げだ。
テスト
Q1
きほん
aₙ = 1/n で |aₙ| < 0.02 となる最小の N は?
かいせつ1/n < 0.02 ⇔ n > 1/0.02 = 50。N = 50 なら n > 50 のすべてで成り立ち、n = 50 では 1/50 = 0.02 でちょうど等しく満たさないから、最小の N は 50。
Q2
きほん
ε-N論法の量化子の順序は?
かいせつεが先、Nが後——どんな挑戦εにも、それを見てから番号Nで応じる。∃N を先に置くと「万能のNがある」という別の(まず成り立たない)主張になってしまう。
Q3
きほん
単調有界列は?
かいせつ単調有界列の収束定理——単調で有界な数列は必ず収束する。実数の連続性(上限の存在)の帰結で、行き先の値を知らなくても収束だけは保証される。振動するのは (−1)ⁿ のような単調でない列。
Q4
ふつう
lim (x→3) (2x + 1) = 7 の証明で δ = ε/□。□は?
かいせつ|(2x + 1) − 7| = |2x − 6| = 2|x − 3|。傾き 2 が入力誤差を 2 倍にするので、δ = ε/2 と選べば 2|x − 3| < 2×(ε/2) = ε に抑えられる。
Q5
ふつう
f(x) = x² の [0, 6] で平均の傾きと一致する f′(c) の c は?
かいせつ平均の傾きは (36 − 0)/(6 − 0) = 6。f′(x) = 2x だから 2c = 6 より c = 3——区間 (0, 6) の内部にあり、平均値の定理の主張どおり。
Q6
ふつう
sin x のテイラー展開:x − x³/□ + …。□は?
かいせつx³ の係数は f‴(0)/3!。sin の3回微分は −cos で x = 0 の値は −1 だから、−x³/3! = −x³/6——つまり x³/6 を引く。
Q7
ふつう
初項1、公比 1/2 の無限等比級数の和は?
かいせつ|1/2| < 1 なので a/(1 − r) = 1/(1 − 1/2) = 1/(1/2) = 2。
Q8
ふつう
調和級数は?
かいせつ1 + 1/2 + 1/3 + … は、1/3 + 1/4 > 1/2 のようにグループごとに 1/2 を超え続けるから発散する。項が 0 に近づくのは収束の必要条件にすぎない、という急所を突く例。
Q9
チャレンジ
lim (1/n)Σ(i/n)² = 1/□。□は?
かいせつ1/n が幅、(i/n)² が高さ——f(x) = x² の [0, 1] でのリーマン和。区分求積法により極限は ∫₀¹ x² dx = [x³/3]₀¹ = 1/3。
Q10
チャレンジ
S(x) = ∫ₐˣ f(t)dt について S′(x) = ?(fは連続)
かいせつ微積分学の基本定理(微分形):面積関数の微分はその場の高さ f(x)。原始関数 F(x) は S 自身にあたるもので微分した結果ではなく、f′(x) はさらにもう1回微分した高さの変化率。
Q11
チャレンジ
(1 + 1/n)ⁿ の極限の値はおよそ 2.□2。□は?
かいせつ(1 + 1/n)ⁿ は単調増加で上に有界だから収束し、極限は e = 2.718…——およそ 2.72 なので □ = 7。
もっと れんしゅう
ボタンを おすと、あたらしい もんだいが でて くるよ。なんかいでも れんしゅう できるよ。
章テスト クリア! すばらしい!