ステップ G3-3-1
二等辺三角形の 定理
この ページで まなぶ こと
- 「二等辺三角形の底角は等しい」を証明できる
- 逆(2角が等しければ二等辺三角形)も成り立つことがわかる
頂角の二等分線を補助線に引くと、左右の三角形が合同(辺角辺)になり、底角の相等が出る。逆も真で、これは必要十分条件。
用語の整理
二等辺三角形で、等しい2辺にはさまれた角を頂角、残りの2つの角を底角(ていかく)、頂角の対辺を底辺というよ。
定理:二等辺三角形の2つの底角は等しい。
証明 — 折り目を式にする
AB = AC の二等辺三角形ABCで、頂角Aの二等分線を引き、底辺BCとの交点をDとする(補助線!)。
△ABDと△ACDにおいて——
- AB = AC(仮定)
- ∠BAD = ∠CAD(ADは角の二等分線)
- AD = AD(共通な辺)
2組の辺とその間の角がそれぞれ等しいから、△ABD ≡ △ACD。合同な図形の対応する角は等しいから——
\[\angle B = \angle C \quad ∎\]「自分自身と共通だから等しい」という3つめの根拠に注目。紙を折ってぴったり重なる、あの直観(線対称)が、証明ではこの一行に化けるんだ。
逆も成り立つ
逆:2つの角が等しい三角形は、二等辺三角形である(等しい角の対辺どうしが等しい)。
こちらも同様に証明できる(角の二等分線を引き、今度は「1組の辺と両端の角」を使う)。定理とその逆がともに真——つまり「2辺が等しい」と「2角が等しい」は必要十分条件だ(S1章のことばが図形で生きている)。逆は成り立つとは限らないからこそ、成り立つときは別に証明がいる——その手続きを踏んだからこそ、堂々と両方向に使えるんだよ。
おまけ:さっきの合同からは BD = CD、∠ADB = ∠ADC(=90°)も出る。つまり頂角の二等分線は、底辺を垂直に2等分する。1回の証明が3つの事実を生んだ。
れんしゅう
二等辺三角形の頂角が80°のとき、底角の1つは何度?
二等辺三角形の底角の1つが70°のとき、頂角は何度?
底角定理の証明で使った合同条件は?
「AD = AD(共通)」のような根拠が使えるのはなぜ?
三角形の2つの角が55°と55°のとき、この三角形について言えることは?
正三角形の1つの角は、底角定理をくり返し使うと3つの角がすべて等しいことからわかる。その大きさは?
もっと れんしゅう
ボタンを おすと、あたらしい もんだいが でて くるよ。なんかいでも れんしゅう できるよ。
クリア! よく できました!