ステップ N10-1-1

多項式の かけ算

この ページで まなぶ こと

  • 分配のきまりで(多項式)×(多項式)を展開できるようになる

(a+b)(c+d) = ac+ad+bc+bd。前のかっこの各項を、後ろのかっこの各項にもれなくかける。面積の図でも確かめられる。

展開とは

かっこのついた式のかけ算を、かっこのない形(単項式の和)に書き広げることを展開(てんかい)というよ。

まずは (多項式) × (単項式) から。これは分配のきまりそのもの。

\[2x(3x + 4) = 6x^2 + 8x\]

(多項式) × (多項式)

\[(a + b)(c + d)\]

は、(a + b) をひとかたまり M と見ると M(c + d) = Mc + Md。M を戻してもう一度分配すれば——

\[(a + b)(c + d) = ac + ad + bc + bd\]

つまり前のかっこの各項を、後ろのかっこの各項に、もれなくかけて全部たす。2 × 2 = 4個の項ができる。

例1

\[(x + 2)(x + 3) = x^2 + 3x + 2x + 6 = x^2 + 5x + 6\]

同類項(3x と 2x)をまとめて仕上げるのを忘れずに。

例2 :符号に注意して。

\[(x + 4)(x - 2) = x^2 - 2x + 4x - 8 = x^2 + 2x - 8\]

例3 :項が3つでも同じ要領だ。

\[(x + 1)(x^2 + 2x + 3) = x^3 + 2x^2 + 3x + x^2 + 2x + 3 = x^3 + 3x^2 + 5x + 3\]

面積で見る展開

たてが (a + b)、よこが (c + d) の長方形の面積を考えよう。全体の面積は (a+b)(c+d)。一方、内部を4つの小さな長方形に区切ると ac、ad、bc、bd。同じ面積を2通りに数えているから、両者は等しい——展開の式は、じつは面積の等式でもあるんだ(分配のきまりのアレイ図の、文字版だね)。

れんしゅう

Q1 きほん

3x(x + 5) を展開すると 3x² + □x。□は?

Q2 きほん

(x + 1)(x + 4) を展開すると x² + □x + 4。□は?

Q3 ふつう

(x + 3)(x − 5) を展開すると x² − 2x − □。□は?

Q4 ふつう

(2x + 1)(x + 3) を展開すると 2x² + □x + 3。□は?

Q5 チャレンジ

(x + 2)(x² − 2x + 4) を展開すると x³ + □。□は?

もっと れんしゅう

ボタンを おすと、あたらしい もんだいが でて くるよ。なんかいでも れんしゅう できるよ。