ステップ N11-1-1
有理数と 循環小数
この ページで まなぶ こと
- 有理数を小数にすると有限小数か循環小数になる理由がわかる
- 循環小数を分数に直せるようになる
分数のわり算では余りのパターンが有限だから、小数は必ず終わるか循環する。逆に循環小数は「ずらしてひく」技で分数に戻せる。
分数を小数にすると
分数(有理数)を小数に直すと、2つのパターンしかない。
- 有限小数……1/4 = 0.25(終わる)
- 循環小数……1/3 = 0.333…、3/11 = 0.272727…(同じ並びがくり返す)
なぜ必ずこうなるのか。1 ÷ 7 のわり算を筆算で続けてみると、各ステップの余りは 1〜6 のどれかしかない(7でわった余りだから)。有限種類しかない余りは、わり算を続ければいつか必ず同じ余りが再登場する——そこから先は前とまったく同じ計算のくり返し、つまり循環だ。N4章の「あまり」の性質が、小数の運命を決めていたんだ。
循環小数を分数に戻す
逆向きの変換には、あざやかな技がある。x = 0.272727… としよう。
くり返しの長さは2けたなので、100倍すると 100x = 27.272727…。ここで引き算——
\[100x - x = 27.2727\cdots - 0.2727\cdots = 27\]小数部分がそっくり打ち消しあった! 99x = 27 だから x = 27/99 = 3/11。
例 :0.666… は 10x − x = 6 より x = 6/9 = 2/3。
つまり、循環する小数はすべて分数(有理数)。ということは——循環しない無限小数(√2 や π)は分数ではありえない。N10章で出会った無理数の「循環しない」という特徴づけが、これで完全につながった。
れんしゅう
7/20 を小数にすると?
0.111…(1のくり返し)を分数で表そう。「1/3」のように書いてね。
0.454545…(45のくり返し)を分数で表して約分しよう。
分数を小数にすると必ず有限小数か循環小数になる理由は?
0.999…(9のくり返し)を分数の技で計算すると、10x − x = 9 より x = ?(整数1つで書いてね)
もっと れんしゅう
ボタンを おすと、あたらしい もんだいが でて くるよ。なんかいでも れんしゅう できるよ。
クリア! よく できました!