ステップ G5-1-1
点と直線 — 距離・中点・直線の方程式
この ページで まなぶ こと
- 2点間の距離と中点を座標から計算できるようになる
- 直線の方程式と平行・垂直の条件をつかえるようになる
距離は √((x₂ − x₁)² + (y₂ − y₁)²)(三平方の定理)。中点は座標の平均。点 (x₁, y₁) を通る傾きmの直線は y − y₁ = m(x − x₁)。平行 ⇔ 傾きが等しい、垂直 ⇔ 傾きの積が −1。
距離は三平方で測る
2点 A(1, 2)、B(4, 6) の距離は? 横の差3、たての差4の直角三角形を描けば、斜辺が求める距離——三平方の定理の出番だ。
\[AB = \sqrt{(x_2 - x_1)^2 + (y_2 - y_1)^2}\]例1 :AB = √(3² + 4²) = √25 = 5。
中点はもっと簡単で、座標をそれぞれ平均するだけ:M((x₁ + x₂)/2, (y₁ + y₂)/2)。A、Bの中点は (2.5, 4)。
検算:中点から両端までの距離が等しいはず。√(1.5² + 2²) = 2.5 が両側で一致 ✓
直線の方程式 — 通る点と傾きで決まる
一次関数 y = mx + b(A1)は直線だった。図形の道具として使うときに便利なのはこの形——
\[y - y_1 = m(x - x_1)\]「点 (x₁, y₁) を通り、傾き m」が式にそのまま写っている。展開すればいつもの y = mx + b に戻る。
例2 :点 (2, 3) を通り傾き2の直線:y − 3 = 2(x − 2)、整理して y = 2x − 1。
検算:x = 2 を代入すると y = 3 ✓ たしかに通る。
例3 :2点 (1, 1)、(3, 7) を通る直線は? まず傾き = (7 − 1)/(3 − 1) = 3。あとは片方の点で y − 1 = 3(x − 1)、つまり y = 3x − 2。
平行と垂直 — 傾きの言葉で
- 平行 ⇔ 傾きが等しい(m₁ = m₂)
- 垂直 ⇔ 傾きの積が −1(m₁m₂ = −1)
垂直の条件は不思議に見えるが、傾きmの直線を90°回すと「横に進む量」と「たてに進む量」が入れかわって符号が変わる——傾きは −1/m になる。かけると −1 だ。
例4 :y = 2x + 1 に垂直で点 (4, 1) を通る直線は? 傾きは −1/2。y − 1 = −(1/2)(x − 4)、つまり y = −x/2 + 3。
例5(点と距離の合わせ技) :点 (1, 2)、(5, 2)、(3, 6) を頂点とする三角形は二等辺か? 距離を3辺とも計算:√(16) = 4、√(4 + 16) = √20、√(4 + 16) = √20——二等辺 ✓ 座標があれば、図形の性質が計算で判定できる。G3では補助線をひらめく必要があった証明が、機械的な計算に変わる——これが「図形と方程式」の威力だ。
よくあるまちがい
その1:距離の式で差を2乗し忘れて負になる。 (x₂ − x₁) が負でも2乗すれば正。√の中が負になったら計算ミスの合図だ。
その2:垂直条件を m₁ = −m₂ と覚える。 正しくは積が−1。y = 2x と y = −2x は垂直ではない(積は−4)。垂直なのは y = 2x と y = −x/2。
れんしゅう
2点 (0, 0) と (3, 4) の距離は?
2点 (1, 2) と (5, 8) の中点のx座標は?
点 (2, 3) を通り傾き2の直線 y = 2x + b の b は?(−1 のように書いてね)
2点 (1, 1) と (3, 7) を通る直線の傾きは?
y = 3x + 1 に平行な直線の傾きは?
y = 2x + 5 に垂直な直線の傾きは?「-1/2」のように書いてね。
2点 (−2, 1) と (4, 9) の距離は?
もっと れんしゅう
ボタンを おすと、あたらしい もんだいが でて くるよ。なんかいでも れんしゅう できるよ。
クリア! よく できました!