ステップ G5-1-2

円の方程式

この ページで まなぶ こと

  • 中心と半径から円の方程式を書けるようになる
  • 円と直線の位置関係を判別式や距離で調べられるようになる

中心 (a, b)、半径 r の円は (x − a)² + (y − b)² = r²——「中心からの距離がr」を式にしただけ。円と直線の共有点は連立して判別式、または中心と直線の距離と半径の比較で。

円とは「距離が一定の点の集まり」

円の定義は「中心から等距離にある点の集まり」(G2)。距離を座標で書けるようになった今、円そのものが式になる。中心 (a, b) から点 (x, y) までの距離が r ——距離の公式を2乗の形で書けば——

\[(x - a)^2 + (y - b)^2 = r^2\]

例1 :中心 (2, 1)、半径3の円:(x − 2)² + (y − 1)² = 9。

例2 :円 (x + 3)² + y² = 25 の中心と半径は? 中心 (−3, 0)(符号の逆転に注意——平方完成の頂点とまったく同じ落とし穴!)、半径 √25 = 5

例3 :x² + y² − 4x + 6y + 4 = 0 はどんな円?

xとyを別々に平方完成する:(x − 2)² − 4 + (y + 3)² − 9 + 4 = 0、つまり (x − 2)² + (y + 3)² = 9。中心 (2, −3)、半径3 の円だ。二次関数(A2)で鍛えた平方完成が、円でも通用する。

検算:中心を代入すると左辺 = 0 + 0 − 9 = −9 < 0(中心は円の内側の点だから式の値は負)✓ 円上の点 (5, −3) では 9 − 9 = 0 ✓

円と直線 — 交わる? 接する? 離れる?

円 x² + y² = 5 と直線 y = x + 1 の共有点は? 連立すればいい。代入して——

\[x^2 + (x + 1)^2 = 5 \quad\Longrightarrow\quad 2x^2 + 2x - 4 = 0 \quad\Longrightarrow\quad x^2 + x - 2 = 0\]

(x + 2)(x − 1) = 0 より x = −2、1。共有点は (−2, −1) と (1, 2) の2個。

共有点の個数は、この二次方程式の判別式で決まる:D > 0 なら2個(交わる)、D = 0 なら1個(接する)、D < 0 なら0個。放物線とx軸の関係(A2の二次不等式)と同じ構図だ。

もうひとつの方法:中心から直線までの距離 d と半径 r を比べる。d < r で2点、d = r で接する、d > r で離れる。円の対称性を活かした、図形らしい判定法だ。

例4 :円 x² + y² = 4 と直線 y = 3(水平線)。中心 (0,0) から直線までの距離は3 > 半径2——共有点なし。計算せずに絵で即答できる。

よくあるまちがい

その1:r² と r の混同。 (x − 2)² + (y − 1)² = 9 の半径は9ではなく 3。右辺は半径の2乗だ。

その2:中心の符号。 (x + 3)² は (x − (−3))² ——中心のx座標は −3。「かっこの中を0にする値」と唱えれば、頂点でも中心でもまちがえない。

れんしゅう

Q1 きほん

中心 (0, 0)、半径4の円の方程式は x² + y² = □。□は?

Q2 きほん

円 (x − 2)² + (y − 1)² = 9 の半径は?

Q3 きほん

円 (x + 3)² + y² = 25 の中心のx座標は?(−3 のように書いてね)

Q4 ふつう

点 (3, 4) を通る、中心が原点の円の半径は?

Q5 ふつう

x² + y² − 4x + 6y + 4 = 0 の円の半径は?

Q6 ふつう

円 x² + y² = 4 と直線 y = 3 の共有点の個数は?

Q7 チャレンジ

円 x² + y² = 5 と直線 y = x + 1 の共有点の個数は?

もっと れんしゅう

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