ステップ N9-2-4
一次方程式の 文章題
この ページで まなぶ こと
- 文章の数量関係から方程式を立てて解けるようになる
- 解が場面に合っているかを確かめる習慣をつける
求めたい量を x とおく → 等しい関係を見つけて方程式を立てる → 解く → 答えが場面に合うか確かめる。この4ステップで、どんな場面も同じ型で解ける。
方程式の4ステップ
文章題は次の型で攻略できる。
- 求めたい量を x とおく(「〜を x とする」と書く)
- 文章から等しい量の関係を見つけて、方程式を立てる
- 方程式を解く
- 答えが場面に合っているか確かめる(個数が負になっていないか、など)
例1 :1本80円のえんぴつを何本かと、120円のノートを1冊買ったら、合計600円だった。えんぴつは何本?
えんぴつを x 本とする。代金の合計について、
\[80x + 120 = 600\]移項して 80x = 480、よって x = 6。
確かめ:6本なら 80 × 6 + 120 = 600円。ぴったり合う。本数が「6本」という自然な値になっているのも OK のサインだ。
「等しい関係」をさがすコツ
方程式づくりの核心は、同じ量を2通りに表すこと。よくあるパターンを見ておこう。
例2(配りものの過不足) :あめを1人に4個ずつ配ると3個余る。あめは全部で31個。子どもは何人?
子どもを x 人とする。あめの総数を2通りに表すと、「配った分+余り」と「31個」が等しいから——
\[4x + 3 = 31 \quad \rightarrow \quad 4x = 28 \quad \rightarrow \quad x = 7\]7人。確かめ:4 × 7 + 3 = 31 ✓
例3(年齢の問題) :現在、母は40歳、子は12歳。母の年齢が子の3倍になるのは何年後?
x 年後とする。x 年後の母は 40 + x 歳、子は 12 + x 歳。「母=子の3倍」という関係から——
\(40 + x = 3(12 + x)\) \(40 + x = 36 + 3x\) \(40 - 36 = 3x - x\) \(4 = 2x \quad \rightarrow \quad x = 2\)
2年後。確かめ:2年後は母42歳、子14歳で、42 = 14 × 3 ✓
例4(速さの問題) :兄が分速60mで家を出発し、その6分後に姉が分速90mで追いかけた。姉が追いつくのは、姉が出発してから何分後?
姉が出発してから x 分後とする。追いつくとき、2人の進んだ道のりが等しい。兄はそのとき(x + 6)分歩いているから——
\(60(x + 6) = 90x\) \(60x + 360 = 90x\) \(360 = 30x \quad \rightarrow \quad x = 12\)
12分後。確かめ:兄は18分で1080m、姉は12分で1080m ✓
つるかめ算・過不足算・旅人算——昔は別々の「特殊算」として解きかたを暗記していた問題たちが、方程式というひとつの型でぜんぶ解ける。これが代数の力だよ。
解いたら場面に照らす
方程式の解がそのまま答えになるとは限らない。人数が −3 人になったら式の立てかたを疑う。「およそ7.5人」が出たら問題設定を見直す。数学の答えを現実に返す——このひと手間が文章題の仕上げだ。
れんしゅう
ある数 x に 7 をたすと 15 になる。x は?
1個150円のパンを x 個買って1000円払ったら、おつりは100円だった。x は?
あめを1人に4個ずつ配ると3個余り、あめは全部で31個。子どもは何人?
現在、母は40歳、子は12歳。母の年齢が子の3倍になるのは何年後?
1人に5個ずつ配ると2個たりない。あめは全部で28個。子どもは何人?
連続する3つの整数の和が48のとき、まん中の数は?
弟が分速50mで出発し、10分後に兄が分速75mで追いかけた。兄が追いつくのは、兄が出発してから何分後?
もっと れんしゅう
ボタンを おすと、あたらしい もんだいが でて くるよ。なんかいでも れんしゅう できるよ。
クリア! よく できました!