ステップ G3-7-1
円周角の定理
この ページで まなぶ こと
- 円周角の定理(円周角は中心角の半分)を証明つきで使えるようになる
- 半円の弧に対する円周角が直角であることがわかる
同じ弧に対する円周角は中心角の半分で、どこから見ても等しい。特に直径の上に立つ円周角は90°。
中心角と円周角
円周上の2点A、Bを結ぶ弧に対して——
- 中心角……中心Oから見た角 ∠AOB
- 円周角……円周上の点Pから見た角 ∠APB
円周角の定理:同じ弧に対する円周角は、中心角の半分である。
\[\angle APB = \frac{1}{2} \angle AOB\]したがって、同じ弧に対する円周角はどこから見てもみな等しい(どれも同じ中心角の半分だから)。
証明の心臓部 — 二等辺三角形
Pと中心Oを結ぶ直線が円と交わる点をQとし、PQが中心を通る場合で考えよう。
△OPAに注目すると、OP = OA(どちらも半径!)だから二等辺三角形。底角定理より ∠OPA = ∠OAP。すると外角の定理(内角の和の単元のおまけ)より——
\[\angle AOQ = \angle OPA + \angle OAP = 2\angle OPA\]同じように、△OPBから ∠BOQ = 2∠OPB が得られる。
OPが∠APBの内側を通る場合は、角をたして
\[\angle AOB=\angle AOQ+\angle QOB =2\angle APO+2\angle OPB =2\angle APB\]となる。OPが∠APBの外側を通る場合は、同じ式の「たし算」が「ひき算」になり、
\[\angle AOB=|2\angle APO-2\angle BPO|=2\angle APB\]となる。OPが角の一方の辺と重なる場合は、片方の角を0とした境目のケースだ。これでPの位置によるすべての場合を覆えた。したがって 円周角は中心角の半分。半径が等しいことが、二等辺三角形を通して角の定理に化けたんだ。
直径は直角を作る
中心角が180°(AとBが直径の両端)のとき、円周角はその半分——
\[\angle APB = 90°\]直径の上に立つ円周角は直角。 逆に、直角三角形の斜辺は外接円の直径になる——「外心」のたんげんで出てきた「直角三角形の外心は斜辺の中点」の種明かしがこれだ。
れんしゅう
中心角が80°の弧に対する円周角は何度?
円周角が55°のとき、同じ弧の中心角は何度?
直径の上に立つ円周角は何度?
同じ弧に対する2つの円周角の関係は?
円周角の定理の証明で使った、円ならではの事実は?
円周を12等分した点のうち、となり合う2点がつくる弧の中心角は30°。この弧に対する円周角は何度?
もっと れんしゅう
ボタンを おすと、あたらしい もんだいが でて くるよ。なんかいでも れんしゅう できるよ。
クリア! よく できました!