ステップ G3-8-2
三平方の定理の 活用
この ページで まなぶ こと
- 特別な直角三角形の辺の比を使えるようになる
- 座標平面上の2点間の距離を求められるようになる
45°の直角二等辺三角形は 1:1:√2、30°60°の三角形は 1:2:√3。座標平面の2点間の距離も三平方で計算できる。
覚えておきたい2つの三角形
三角じょうぎの2枚は、辺の比が決まっている。
- 直角二等辺三角形(45°・45°・90°)……1 : 1 : √2(1² + 1² = 2)
- 30°・60°・90°の三角形……1 : √3 : 2(正三角形を半分に切った形。1² + (√3)² = 4 ✓)
例1 :1辺6cmの正方形の対角線は 6√2 cm。1辺6cmの正三角形の高さは、半分に切って 3√3 cm。
座標平面に橋をかける
座標平面上の2点 A(1, 2) と B(4, 6) の距離は? 横の差 3、縦の差 4 を直角をはさむ2辺とする直角三角形を考えれば——
\[AB = \sqrt{3^2 + 4^2} = \sqrt{25} = 5\]一般に、2点 (x₁, y₁)、(x₂, y₂) の距離は
\[\sqrt{(x_2 - x_1)^2 + (y_2 - y_1)^2}\]幾何の定理が、座標の世界の距離の公式に化けた。この公式は、このあと「図形と方程式」(G5章)で円の方程式を生み出す種になる。
直角かどうかの判定
定理は逆も成り立つ:3辺が a² + b² = c² を満たす三角形は直角三角形である。たとえば辺が(6, 8, 10)なら 36 + 64 = 100 ✓ で直角三角形。古代エジプトでは、ロープの結び目でこの性質を使い、直角を作ったと言われているよ。
れんしゅう
Q1
きほん
1辺4cmの正方形の対角線は 4√□ cm。□は?
かいせつ正方形を対角線で切ると直角二等辺三角形(45°・45°・90°)で、辺の比は 1 : 1 : √2。1辺4cmなら対角線は 4√2 cm。
Q2
きほん
30°・60°・90°の三角形で、いちばん短い辺が5のとき、斜辺は?
かいせつ30°・60°・90°の三角形の辺の比は 1 : √3 : 2。斜辺はいちばん短い辺の2倍だから、5 × 2 = 10。
Q3
ふつう
2点 (0, 0) と (5, 12) の距離は?
かいせつ横の差5、縦の差12を直角をはさむ2辺とする直角三角形を考えると、距離 = √(5² + 12²) = √169 = 13。
Q4
ふつう
1辺8cmの正三角形の高さは 4√□ cm。□は?
かいせつ正三角形を半分に切ると30°・60°・90°の三角形。斜辺8cm、底辺4cmだから、高さは √(8² − 4²) = √48 = 4√3 cm。
Q5
ふつう
辺の長さが(9, 12, 15)の三角形は?
かいせつ9² + 12² = 81 + 144 = 225 = 15²。a² + b² = c² が成り立つから、三平方の定理の逆より直角三角形。(3, 4, 5)を3倍した組だ。
Q6
チャレンジ
2点 (−1, 3) と (2, 7) の距離は?
かいせつ横の差は 2 − (−1) = 3、縦の差は 7 − 3 = 4。距離 = √(3² + 4²) = √25 = 5。
もっと れんしゅう
ボタンを おすと、あたらしい もんだいが でて くるよ。なんかいでも れんしゅう できるよ。
クリア! よく できました!