ステップ P2-1-2
順列・組合せをつかう確率
この ページで まなぶ こと
- 組合せをつかってくじ・カードの確率を計算できるようになる
- 排反なことがらの確率のたし算(加法定理)をつかえるようになる
分母も分子も組合せで数える:10本中当たり3本のくじを2本引いて2本とも当たる確率は ₃C₂/₁₀C₂。同時に起こらない(排反な)ことがらは確率をたせる。
くじ引きの確率 — 分母も分子も組合せ
例1 :10本中3本が当たりのくじから、同時に2本引く。2本とも当たりの確率は?
手順1(分母):10本から2本を引く引き方は ₁₀C₂ = 45通り。くじに区別をつければ、どの2本の組も同様に確からしい。
手順2(分子):当たり3本から2本を選ぶ ₃C₂ = 3通り。
\[P = \frac{3}{45} = \frac{1}{15}\]例2 :同じくじで「当たり1本、外れ1本」の確率は?
当たり3本から1本 × 外れ7本から1本(積の法則)= 3 × 7 = 21通り。P = 21/45 = 7/15。
例3 :「2本とも外れ」は ₇C₂ = 21通りで 21/45 = 7/15。
3つの場合をぜんぶたすと 1/15 + 7/15 + 7/15 = 15/15 = 1 ✓ ——起こりうる場合をもれなく重複なく分ければ、確率の合計は必ず1。強力な検算法だ。
確率の加法定理 — 排反なら たせる
例3の検算でしれっと確率をたしたが、これには条件がある。ことがらAとBが同時に起こらない(排反)とき——
\[P(A または B) = P(A) + P(B)\]場合の数の「和の法則」を分母でわっただけ——数え上げの法則が、そのまま確率の法則に昇格する。
例4 :大小2つのさいころで、目の和が5または11になる確率は?
和が5は4通り、和が11は2通り、排反。P = 4/36 + 2/36 = 6/36 = 1/6。
排反でないとき(たとえば「3の倍数または4の倍数」)は、重なりの分を引く:P(A∪B) = P(A) + P(B) − P(A∩B)。S1章のベン図の景色、確率版だ。
「同時に引く」も「順に引く」も同じ
例1を「1本ずつ順に引く」と考えても答えは変わらない。1本目が当たり:3/10。2本目も当たり:残り9本中当たり2本で 2/9。かけて——
\[\frac{3}{10} \times \frac{2}{9} = \frac{6}{90} = \frac{1}{15} ✓\]組合せで数えても、順に引いてかけても、同じ答えに着く。この「順に引く」の考え方は、次のたんげん「条件付き確率」への入り口になっている。
よくあるまちがい
その1:区別しないで数えてしまう。 「当たり2・当たり外れ・外れ2の3通りだから各1/3」は誤り。この3つは同様に確からしくない。確率の分母は、区別のついた「同じ重みの場合」で数える。
その2:排反でないのにたす。 「和が4以下 または 偶数」のような重なりのある場合をそのままたすと1を超えたりする。たす前に「同時に起こりうるか?」を確認。
れんしゅう
10本中3本当たりのくじを同時に2本引いて、2本とも当たる確率は 1/□。□は?
同じくじで当たり1本・外れ1本の確率は 7/□。□は?
P(AまたはB) = P(A) + P(B) が成り立つのは?
大小2つのさいころで目の和が5または11になる確率は?「1/6」のように書いてね。
赤3個・白2個の玉から同時に2個取り出して、2個とも赤の確率は?「3/10」のように書いてね。
赤3個・白2個から2個取り出して、赤1個・白1個の確率は?「3/5」のように書いてね。
もっと れんしゅう
ボタンを おすと、あたらしい もんだいが でて くるよ。なんかいでも れんしゅう できるよ。
クリア! よく できました!