ステップ N10-4-3
解の公式
この ページで まなぶ こと
- 解の公式を平方完成から導けることを知る
- 解の公式でどんな二次方程式も解けるようになる
ax²+bx+c=0 の解は x = (−b±√(b²−4ac))/2a。平方完成を文字のまま実行しただけの、努力の結晶。
究極の武器を鍛える
平方完成は強力だけど、毎回やるのは少し手間だ。そこで——一般の形 ax² + bx + c = 0 を、文字のまま平方完成してしまおう。一度やっておけば、あとは結果に代入するだけになる。
両辺を a でわって、平方完成すると(途中式は補足にまわすが、やっていることは前ステップと同じ)、最終的にこうなる。
\[x = \frac{-b \pm \sqrt{b^2 - 4ac}}{2a}\]これが解の公式。どんな二次方程式でも、a、b、cを読み取って代入すれば解ける、まさに必殺技だ。
使ってみる
例1 :x² + 5x + 3 = 0(a = 1、b = 5、c = 3)
\[x = \frac{-5 \pm \sqrt{25 - 12}}{2} = \frac{-5 \pm \sqrt{13}}{2}\]例2 :2x² − 3x − 1 = 0(a = 2、b = −3、c = −1)
\[x = \frac{3 \pm \sqrt{9 + 8}}{4} = \frac{3 \pm \sqrt{17}}{4}\]bやcが負のときの符号ミスが事故の9割。「−b」「b²」「−4ac」を、かっこをつけて一つずつ代入しよう。
例3 :因数分解できる式でも公式は使える。x² − 5x + 6 = 0 なら
\[x = \frac{5 \pm \sqrt{25 - 24}}{2} = \frac{5 \pm 1}{2} = 3, \ 2\]因数分解 (x−2)(x−3) = 0 と同じ答えだ。速いのは因数分解、確実なのは公式。まず因数分解を試し、できなければ公式——これが実戦の型だよ。
√の中身が語ること
√の中身 b² − 4ac に注目。これが負になったら? 2乗して負になる実数はないから、実数の解はない……のだけど、話はそこで終わらない。「2乗して負になる数」を作ってしまう大胆な一手が、N11章「複素数」で待っている。
れんしゅう
x² + 3x + 1 = 0 の解は x = (−3 ± √□)/2。□は?
x² − 5x + 2 = 0 の解は x = (5 ± √□)/2。□は?
x² + 6x + 4 = 0 の解は x = −3 ± √□。□は?
2x² + 5x + 1 = 0 の解は x = (−5 ± √□)/4。□は?
x² + 2x + 5 = 0 の√の中身(b² − 4ac)は?(−16のように書いてね)
もっと れんしゅう
ボタンを おすと、あたらしい もんだいが でて くるよ。なんかいでも れんしゅう できるよ。
クリア! よく できました!