ステップ N11-2-2

複素数の 計算

この ページで まなぶ こと

  • 複素数の加減乗除ができるようになる
  • 共役複素数を使えるようになる

i を文字のように計算し、i² が出たら −1 に置きかえる。わり算は共役複素数(虚部の符号を変えた相棒)を分母分子にかける。

ルールはひとつだけ

複素数の計算は、i をふつうの文字のようにあつかい、i² が現れたら −1 に置きかえる——これだけだ。

例1(たし算・ひき算) :実部どうし、虚部どうしをまとめる。同類項の計算と同じ。

\[(3 + 2i) + (1 - 5i) = 4 - 3i\]

例2(かけ算) :分配のきまりで展開してから i² = −1。

\[(2 + 3i)(1 + 2i) = 2 + 4i + 3i + 6i^2 = 2 + 7i - 6 = -4 + 7i\]

文字式の展開(N10章)がそのまま通用する。乗法公式も使えるよ。

共役複素数 — 名コンビ

a + bi に対して、虚部の符号だけ変えた a − bi を共役(きょうやく)複素数という。この2つをかけると——

\[(a + bi)(a - bi) = a^2 - (bi)^2 = a^2 + b^2\]

和と差の積の公式から、必ず実数になる! この性質がわり算の鍵だ。

例3(わり算) :分母の共役を、分母と分子にかける。

\[\frac{1 + 2i}{3 + i} = \frac{(1 + 2i)(3 - i)}{(3 + i)(3 - i)} = \frac{3 - i + 6i - 2i^2}{9 + 1} = \frac{5 + 5i}{10} = \frac{1}{2} + \frac{1}{2}i\]

分母から i が消えた。√の有理化(N10章)とまったく同じ発想——「分母と分子に同じものをかけて、じゃまものを消す」だ。

れんしゅう

Q1 きほん

(2 + 3i)+(4 − i)の実部は?

Q2 きほん

(2 + 3i)+(4 − i)の虚部は?

Q3 ふつう

(1 + 2i)(1 − 2i)= ?(実数1つで答えてね)

Q4 ふつう

(3 + i)(2 + i)の虚部は?

Q5 ふつう

4 + 5i の共役複素数の虚部は?(−5 のように符号ごと)

Q6 チャレンジ

10 ÷(1 + 3i)を計算したときの実部は?

もっと れんしゅう

ボタンを おすと、あたらしい もんだいが でて くるよ。なんかいでも れんしゅう できるよ。