ステップ N11-2-3

判別式と 解と係数の関係

この ページで まなぶ こと

  • 判別式 D で二次方程式の解のようすを見分けられるようになる
  • 解と係数の関係を使えるようになる

D = b² − 4ac の符号で「異なる2実数解/重解/異なる2虚数解」が決まる。ax²+bx+c=0 の2解の和は −b/a、積は c/a。

解の公式、ふたたび

解の公式の√の中身に、正式な名前を与えよう。

\[D = b^2 - 4ac \quad (判別式)\]

√Dの正体によって、解のようすが3つに分かれる。

Dの符号 解のようす
D > 0 異なる2つの実数解
D = 0 重解(実数解1つ)
D < 0 異なる2つの虚数解(実数解なし)

N10章では「D < 0 なら実数の解はない」で止まっていた。いまや √(−16) = 4i と書けるから、解の公式はどんな場合でも解を返す

例1 :x² + 2x + 5 = 0。D = 4 − 20 = −16 < 0。解は x = (−2 ± 4i)/2 = −1 ± 2i。共役のペアで現れるのが虚数解の特徴だ。

解と係数の関係

ax² + bx + c = 0 の2つの解を α、β とすると——

\[\alpha + \beta = -\frac{b}{a} \qquad \alpha\beta = \frac{c}{a}\]

理由は因数分解にある。a(x − α)(x − β) を展開して係数を見比べればよい(「たして・かけて」の因数分解の一般化だ)。

例2 :x² − 5x + 3 = 0 の2解の和は 5、積は 3。解そのものは (5 ± √13)/2 という面倒な形なのに、和と積だけなら方程式を解かずにわかる——これがこの関係の威力だよ。

れんしゅう

Q1 きほん

x² + 6x + 4 = 0 の判別式 D の値は?

Q2 きほん

x² + 2x + 3 = 0(D = −8)の解のようすは?

Q3 ふつう

x² − 8x + k = 0 が重解を持つときの k は?

Q4 ふつう

x² − 7x + 2 = 0 の2解の和は?

Q5 ふつう

x² − 7x + 2 = 0 の2解の積は?

Q6 チャレンジ

2解の和が 4、積が 5 の二次方程式 x² − 4x + 5 = 0 の解は 2 ± □i。□は?

もっと れんしゅう

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