ステップ A3-1-1

等差数列

この ページで まなぶ こと

  • 等差数列の一般項 aₙ = a₁ + (n − 1)d を導けるようになる
  • 等差数列の和の公式をガウスの方法で導けるようになる

一定の差 d(公差)でならぶ数列が等差数列。第n項は aₙ = a₁ + (n − 1)d。和は Sₙ = n(a₁ + aₙ)/2——「逆順にたして2でわる」ガウスの技。

ならんだ数に、番号と規則を

3、7、11、15、19、…

ならんだ数の列を数列といい、各数を、n番目の項を aₙ と書く。a₁ = 3、a₂ = 7、…。この数列の規則は「4ずつ増える」——となり合う項の差がつねに一定の数列を等差数列、その差 d を公差という。

一般項 — 100番目を一瞬で

a₁₀₀ を知りたい。3にいくつ4をたせばいいか——a₂までに1回、a₃までに2回、…、a₁₀₀までに99回

\[a_n = a_1 + (n - 1)d\]

(n − 1) 回たすのがポイント(項と項のの数は、項の数より1つ少ない——N2の植木算の風景!)。

例1 :3、7、11、… の第100項は a₁₀₀ = 3 + 99 × 4 = 399

例2 :初項10、公差 −3 の数列の第8項は 10 + 7 × (−3) = −11。公差は負でもいい——「等差」は減っていく列も含む。

例3 :等差数列 5、8、11、… の第n項が50になるのは? 5 + (n − 1)3 = 50 を解いて n = 16。一般項は「n の一次式」——一次関数(A1)の親戚だと気づいたかな。グラフに打てば、とびとびの点が一直線にならぶ。

和の公式 — 少年ガウスの逆転の発想

1 + 2 + 3 + … + 100 = ? 少年ガウスは即答したと伝えられる:5050

種明かし:列をもう1本、逆順に書いて上下でたす。

   1 +   2 + … +  99 + 100
 100 +  99 + … +   2 +   1
 ---------------------------
 101 + 101 + … + 101 + 101   (101が100個)

2本分の合計が 101 × 100 = 10100。1本分はその半分 5050

どんな等差数列でも同じ技が効く。上下のペアの和はいつも「初項+末項」だから——

\[S_n = \frac{n(a_1 + a_n)}{2}\]

(項数)×(初項+末項)÷ 2。「平均 × 個数」と読むこともできる——等差数列の平均は、ちょうど両端の真ん中だ。

例4 :3、7、11、… の初項から第10項まで。a₁₀ = 3 + 36 = 39。S₁₀ = 10 × (3 + 39)/2 = 210

検算:最初の数項でためす。S₂ = 2 × (3 + 7)/2 = 10 = 3 + 7 ✓

よくあるまちがい

その1:(n − 1) を n にしてしまう。 a₁₀₀ = 3 + 100 × 4 は誤り。初項からのステップ数は 99。a₂ = a₁ + d(1回だけ)で確かめる習慣を。

その2:和の公式の n を末項と混同。 Sₙ の n は項数。「3から39まで」の項数は (39 − 3)/4 + 1 = 10個——ここでも植木算の「+1」だ。

れんしゅう

Q1 きほん

等差数列 3、7、11、… の公差は?

Q2 きほん

初項3、公差4の等差数列の第10項は?

Q3 きほん

1 + 2 + … + 100 = ?

Q4 ふつう

初項10、公差 −3 の等差数列の第8項は?(−11 のように書いてね)

Q5 ふつう

初項3、公差4の数列の初項から第10項までの和は?

Q6 ふつう

1 + 2 + … + 20 = ?

Q7 チャレンジ

等差数列 5、8、11、… で50が現れるのは第何項?

もっと れんしゅう

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