ステップ S2-1-1
集合と 要素
この ページで まなぶ こと
- 集合と要素、∈の記号の使いかたがわかる
- 集合の2つの書きかた(要素の列挙と条件)がわかる
入っているかどうかがはっきり決まる集まりが集合、その中身のひとつひとつが要素。a∈A で「aはAの要素」。書きかたは列挙 {1, 2, 3} と条件 {x|xの条件} の2通り。
集合 — はっきりした集まり
入っているかどうかが、だれが見てもはっきり決まる集まりを集合(しゅうごう)といい、中身のひとつひとつを要素(ようそ)というよ。
- 「12の約数全体」……集合(1, 2, 3, 4, 6, 12が入る。5は入らない。明快)
- 「大きい数の集まり」……集合ではない(「大きい」があいまい)
このルール、S1章の「命題」とそっくりだね。それもそのはず、「xがこの集まりに入っている」が条件(真偽の決まる文)になるものだけが集合なんだ。論理と集合は表裏一体だよ。
記号と書きかた
a が集合 A の要素であることを
\[a \in A\]と書く(「aはAに属する」と読む)。属さないときは a ∉ A。
集合の書きかたは2通りある。12の約数全体の集合 A なら——
- 要素を並べる:A = {1, 2, 3, 4, 6, 12}
- 条件で書く:A = {x|xは12の約数}(「xは12の約数、という条件を満たすx全体」と読む)
要素が有限個の集合(有限集合)はどちらでも書けるけど、偶数全体のような無限集合は列挙しきれないから、条件の書きかたが本領を発揮する。
例1 :A = {x|xは10以下の素数} を列挙で書くと A = {2, 3, 5, 7}。そして 5 ∈ A、9 ∉ A。
例2 :要素の順番と重複は気にしない。{1, 2, 3} と {3, 1, 2} は同じ集合だ。集合は「何が入っているか」だけがすべて。
れんしゅう
Q1
きほん
A = {x|xは8の約数} のとき、4 ∈ A は成り立つかな?
Q2
きほん
A = {x|xは8の約数} のとき、6 ∈ A は成り立つかな?
Q3
ふつう
A = {x|xは15以下の4の倍数} の要素の個数は?
個
Q4
ふつう
集合といえるものはどれかな?
Q5
チャレンジ
{2, 4, 6} と {6, 2, 4} の関係は?
もっと れんしゅう
ボタンを おすと、あたらしい もんだいが でて くるよ。なんかいでも れんしゅう できるよ。
クリア! よく できました!