ステップ A2-2-3

指数関数 y = aˣ

この ページで まなぶ こと

  • 指数関数のグラフの形(増加型・減少型)を読めるようになる
  • 指数方程式と大小比較を解けるようになる

y = aˣ(a > 0、a ≠ 1)が指数関数。a > 1 なら右上がりの爆発的増加、0 < a < 1 なら減少。つねに y > 0 で、xが1増えるごとにa倍。単調だから aˣ = aʸ なら x = y。

「今の量に比例して増える」の言葉

細菌が1時間ごとに2倍になる。最初1個なら、x時間後は 2ˣ 個。前ステップまでの拡張のおかげで、x = 2.5時間後のような中途半端な時刻でも 2^2.5 = 4√2 ≒ 5.7個と意味を持つ。

\[y = a^x \quad (a > 0,\ a \neq 1)\]

これが指数関数。グラフを見てみよう。

y = 2ˣ(a > 1) :右上がり。xが1増えるごとに2倍——右へ行くほど爆発的に増える。左へ行くと 1/2、1/4、…と0に近づくが、0にはならない(負の指数でも値は正だったね)。

y = (1/2)ˣ(0 < a < 1) :右下がり。2ˣのグラフとy軸について対称だ((1/2)ˣ = 2⁻ˣ だから)。

どちらも必ず点 (0, 1) を通る(a⁰ = 1)。そしてつねに y > 0

一方向にしか動かない、という強さ

a > 1 のとき、xが増えれば aˣ は必ず増える(単調増加)。この「一方向性」が計算の武器になる:

aˣ = aʸ ならば x = y(同じ値を2回とることがないから)

例1 :2ˣ = 32 を解こう。

32 = 2⁵ だから 2ˣ = 2⁵。よって x = 5

例2 :4ˣ = 8 を解こう。

両辺を同じ底でそろえるのがコツ。4 = 2²、8 = 2³ だから——

\[2^{2x} = 2^3 \quad\Longrightarrow\quad 2x = 3 \quad\Longrightarrow\quad x = \frac{3}{2}\]

検算:4^(3/2) = (4^(1/2))³ = 2³ = 8 ✓

例3 :³√4 と ⁶√8 ではどちらが大きい?

どちらも2の累乗に直す:³√4 = 2^(2/3) = 2^(4/6)、⁶√8 = 2^(3/6)。底2 > 1 で指数関数は増加だから、指数の大きい ³√4 のほうが大きい

半減期 — 減る方の指数関数

放射性物質は一定時間ごとに半分になる(半減期)。半減期が1日の物質は、x日後に (1/2)ˣ 倍。3日後には 1/8。「毎回同じ割合で減る」現象は 0 < a < 1 の指数関数の担当だ。

よくあるまちがい

その1:指数関数と二次関数の混同。 y = x²(xを2乗)と y = 2ˣ(2のx乗)は別物。x = 10 で比べると 100 対 1024——指数関数の爆発力は多項式の比ではない。

その2:aˣ = 0 に解があると思う。 2ˣ はどこまでも0に近づくが決して0にならない。「2ˣ = 0 を解け」の答えは解なしだ。

れんしゅう

Q1 きほん

y = 2ˣ のグラフが必ず通る点は (0, □)。□は?

Q2 きほん

y = (1/3)ˣ のグラフは?

Q3 きほん

2ˣ = 32 の解は?

Q4 ふつう

3ˣ = 81 の解は?

Q5 ふつう

4ˣ = 8 の解は?「3/2」のように書いてね。

Q6 ふつう

半減期が1日の物質は、4日後にはもとの 1/□。□は?

Q7 チャレンジ

2ˣ = 0 の解は?

もっと れんしゅう

ボタンを おすと、あたらしい もんだいが でて くるよ。なんかいでも れんしゅう できるよ。