ステップ A2-2-2
累乗根と分数の指数
この ページで まなぶ こと
- n乗根の意味がわかり、a^(1/n) = ⁿ√a を導けるようになる
- 分数の指数をふくむ計算ができるようになる
n乗するとaになる正の数がaのn乗根 ⁿ√a。指数法則を守るなら a^(1/n) = ⁿ√a、a^(m/n) = ⁿ√(aᵐ)。指数は分数の世界まで広がる。
3乗して8になる数
2乗して9になる正の数が √9 = 3(平方根、N10)。同じように、3乗して8になる数を 8 の3乗根といい、³√8 と書く。2³ = 8 だから ³√8 = 2。
一般に、n乗するとaになる正の数を aのn乗根 ⁿ√a という(a > 0 で考える)。
例1 :³√27 = 3(3³ = 27)、⁴√16 = 2(2⁴ = 16)、⁵√32 = 2(2⁵ = 32)。
2^(1/2) は何者か
指数をさらに分数へ広げよう。作戦は前ステップと同じ——指数法則を守り続ける。
もし (aᵐ)ⁿ = aᵐⁿ が指数 1/2 でも成り立つなら——
\[(2^{1/2})^2 = 2^{(1/2) \times 2} = 2^1 = 2\]つまり 2^(1/2) は「2乗すると2になる正の数」——√2そのものだ。同じ理屈で——
\[a^{1/n} = \sqrt[n]{a} \qquad a^{m/n} = \sqrt[n]{a^m}\]例2 :8^(1/3) = ³√8 = 2。
例3 :8^(2/3) = (8^(1/3))² = 2² = 4。
順序を変えて (8²)^(1/3) = ³√64 = 4 でも同じ ✓ ——どの道順でも答えが一致するのは、指数法則が矛盾なく拡張できている証拠だ。
例4 :√2 × ³√2 = 2^(1/2) × 2^(1/3) = 2^(1/2 + 1/3) = 2^(5/6)。
根号のままでは手が出ない計算が、分数の指数に直すと指数法則一発。分数のたし算(N4)が、ここで武器になる。
これで指数は 整数 → 分数(有理数)まで広がった。実は 2^√2 のような無理数の指数まで矛盾なく広げられて(厳密には極限の考えが要るので、それはA系統のずっと先で)、すべての実数xに対して aˣ が意味を持つ。次のステップで、その全体像をグラフとして眺めよう。
よくあるまちがい
その1:a^(1/n) を a/n と読む。 8^(1/3) は 8/3 ではない。指数の位置にある分数は「わり算」でなく「n乗根」の合図だ。
その2:a^(m/n) の m と n の役割の混同。 分母 n が「何乗根か」、分子 m が「何乗か」。8^(2/3) は「8の3乗根を2乗」= 4。逆にすると 8^(3/2) = (2√2)³ でまるで別の数になる。
れんしゅう
³√27 = ?
⁴√16 = ?
9^(1/2) = ?
8^(1/3) = ?
27^(2/3) = ?
4^(1/2) × 4^(1/2) = ?
16^(3/4) = ?
もっと れんしゅう
ボタンを おすと、あたらしい もんだいが でて くるよ。なんかいでも れんしゅう できるよ。
クリア! よく できました!