ステップ G3-7-3
方べきの定理
この ページで まなぶ こと
- 方べきの定理を相似から導いて使えるようになる
円の2つの弦がPで交わるとき PA×PB = PC×PD。円周角の定理→相似→比の等式、という合わせ技で証明できる。
交わる2本の弦
円の中で2本の弦ABとCDが点Pで交わっているとしよう。このとき——
\[PA \times PB = PC \times PD\]これを方べきの定理(ほうべきのていり)というよ。積が等しくなる、少し意外な定理だ。
証明 — この章の総決算
△PACと△PDBに注目する。
- ∠APC = ∠DPB(対頂角)
- ∠CAP = ∠BDP(同じ弧CBに対する円周角)
2組の角がそれぞれ等しいから △PAC ∽ △PDB。相似な三角形の対応する辺の比は等しいので——
\[PA : PD = PC : PB\]比の内側どうし・外側どうしをかけて(比例式の性質)、PA × PB = PC × PD。∎
対頂角(この章の最初の定理!)、円周角の定理、相似——G3章で積み上げた部品が全部そろって、ひとつの証明に収まった。積み木の塔のてっぺんからの眺めだ。
例 :PA = 3、PB = 8、PC = 4 のとき、PD = 3 × 8 ÷ 4 = 6。
れんしゅう
Q1
きほん
2弦がPで交わり、PA = 2、PB = 6、PC = 3 のとき、PD は?
かいせつ方べきの定理より PA × PB = PC × PD。2 × 6 = 12 だから、PD = 12 ÷ 3 = 4。
Q2
きほん
PA = 4、PB = 9、PC = 6 のとき、PD は?
かいせつ方べきの定理より PA × PB = PC × PD。4 × 9 = 36 だから、PD = 36 ÷ 6 = 6。
Q3
ふつう
方べきの定理の証明で、∠CAP = ∠BDP の根拠は?
かいせつ∠CAPと∠BDPは、どちらも同じ弧CBに対する円周角だから等しい。対頂角が根拠なのは ∠APC = ∠DPB のほうだ。
Q4
ふつう
方べきの定理の証明の流れとして正しいのは?
かいせつ対頂角と円周角の「2組の角」で △PAC ∽ △PDB を示し、PA : PD = PC : PB を比例式の性質で積の形 PA × PB = PC × PD に直す流れだった。
Q5
チャレンジ
弦ABの中点Mで別の弦CDと交わり、AM = MB = 6、CM = 4 のとき、MD は?
かいせつ方べきの定理より MA × MB = MC × MD。6 × 6 = 36 だから、MD = 36 ÷ 4 = 9。
もっと れんしゅう
ボタンを おすと、あたらしい もんだいが でて くるよ。なんかいでも れんしゅう できるよ。
クリア! よく できました!