ステップ S1-1-2

かつ・または・否定

この ページで まなぶ こと

  • 「かつ」「または」「〜でない」でつないだ命題の真偽を判定できるようになる
  • 数学の「または」が日常語とちがうことがわかる

「PかつQ」は両方真のときだけ真。「PまたはQ」はどちらか一方でも真なら真(両方真でもよい)。「Pでない」は真偽が反転する。

命題を組み立てる

命題は、部品を組み合わせて大きな命題にできる。つなぎかたは3種類だ。P、Qを命題として——

  • PかつQ ……PとQの両方が真のときだけ真
  • PまたはQ ……PとQの少なくとも一方が真なら真
  • Pでない(Pの否定)……Pが真なら偽、Pが偽なら真

表(真理値表)にまとめるとこうなる。

P Q PかつQ PまたはQ

数学の「または」は太っぱら

注意したいのは表の1行目。両方真のときも「または」は真だ。

例1 :「6は偶数である、または、6は3の倍数である」——6は偶数でもあり3の倍数でもある。両方真だから、この「または」の命題は

日常会話の「コーヒーまたは紅茶」は「どちらか一方だけ」の意味で使われがちだけど、数学のまたはは両方OKをふくむ。この約束のちがいは、はっきり覚えておこう。

例2 :「9は偶数である、または、9は3の倍数である」——前半は偽だが後半が真。一方でも真ならよいので、全体は

例3 :「9は偶数である、かつ、9は3の倍数である」——「かつ」は両方必要。前半が偽なので、全体は

否定 — 真偽をひっくり返す

「Pでない」はPの真偽を反転させる。

例4 :P「10は3の倍数である」は偽。だから「10は3の倍数でない」は

否定を作るときの注意点をひとつ。「x は 5 より大きい」の否定は「x は 5 より小さい」ではない。5ちょうどの場合が抜けてしまうからだ。正しい否定は「x は 5 以下である」。否定は「それ以外ぜんぶ」——もれなくひっくり返すこと。

れんしゅう

Q1 きほん

「8は偶数である、かつ、8は4の倍数である」は真かな?偽かな?

Q2 きほん

「7は偶数である、または、7は素数である」は真かな?偽かな?

Q3 ふつう

「15は偶数である、かつ、15は5の倍数である」は真かな?偽かな?

Q4 ふつう

「6は偶数である、または、6は3の倍数である」は真かな?偽かな?(両方とも正しいことに注意)

Q5 ふつう

「xは10以上である」の否定はどれかな?

Q6 チャレンジ

Pが偽、Qが偽のとき、「(PまたはQ)でない」は真かな?偽かな?

もっと れんしゅう

ボタンを おすと、あたらしい もんだいが でて くるよ。なんかいでも れんしゅう できるよ。