ステップ S1-2-3

必要条件と 十分条件

この ページで まなぶ こと

  • 必要条件・十分条件・必要十分条件を判定できるようになる

「PならばQ」が真のとき、PはQであるための十分条件、QはPであるための必要条件。両方向が真なら必要十分条件(同値)。

「ならば」に名前をつける

「P ⟹ Q」(PならばQ)がのとき、こう呼ぶ約束をするよ。

  • PはQであるための十分条件 ……Pでありさえすれば、Qには「十分」
  • QはPであるための必要条件 ……Pであるためには、Qであることが「必要」

例1 :「xが4の倍数 ⟹ xは偶数」は真。だから——

  • 「4の倍数である」ことは、「偶数である」ための十分条件(4の倍数とわかれば偶数と断言するのに十分)
  • 「偶数である」ことは、「4の倍数である」ための必要条件(偶数でなければ4の倍数にはなれない)

逆向きの「偶数 ⟹ 4の倍数」は偽(反例:6)だから、「偶数」は十分条件ではない

イメージは「範囲の広さ」

十分条件はせまい側、必要条件は広い側だ。4の倍数(4, 8, 12, …)は偶数(2, 4, 6, 8, …)の中にすっぽり入っている。せまい側に入っていれば広い側にいるのは確実(十分)、広い側に入っているのはせまい側の最低条件(必要)——この絵で覚えると迷わないよ。

例2 :「x = 3」と「x² = 9」の関係は?

  • x = 3 ⟹ x² = 9 は真。だから「x = 3」は十分条件
  • x² = 9 ⟹ x = 3 は偽(反例:x = −3)。だから「x² = 9」は必要条件どまり

必要十分条件 — 完全一致

両方向がともに真、つまり P ⟹ Q も Q ⟹ P も真のとき、PはQであるための必要十分条件という(QもPの必要十分条件)。このときPとQは同値——実質的に同じ条件だ。

例3 :「xは偶数である」と「xは2の倍数である」。どちらの向きも真だから必要十分条件。言いかえにすぎないんだね。

れんしゅう

Q1 きほん

「xが6の倍数」は「xが3の倍数」であるための何かな?

Q2 きほん

「xが3の倍数」は「xが6の倍数」であるための何かな?

Q3 ふつう

「xは正三角形」は「xは二等辺三角形」であるための何かな?

Q4 ふつう

「x² = 25」は「x = 5」であるための何かな?

Q5 チャレンジ

「三角形の3辺が等しい」は「三角形の3つの角が等しい」であるための何かな?

もっと れんしゅう

ボタンを おすと、あたらしい もんだいが でて くるよ。なんかいでも れんしゅう できるよ。