ステップ S2-1-4
ド・モルガンの法則
この ページで まなぶ こと
- ド・モルガンの法則をベン図で納得し、使えるようになる
(A∪B)の補集合 = Ā∩B̄、(A∩B)の補集合 = Ā∪B̄。補集合をとると、∩と∪が入れかわる。
否定すると ∩と∪が入れかわる
補集合を上線で書くことにしよう(Āは「Aの補集合」)。ド・モルガンの法則はこの2本だ。
\[\overline{A \cup B} = \overline{A} \cap \overline{B} \qquad \overline{A \cap B} = \overline{A} \cup \overline{B}\]ことばにすると——
- 「AまたはB」でない = 「Aでない」かつ「Bでない」
- 「AかつB」でない = 「Aでない」または「Bでない」
補集合をとると、∩と∪が入れかわる。
日常のことばで納得する
「犬または猫を飼っている人」の否定を考えよう。それは「犬を飼っていない、かつ、猫も飼っていない人」——どちらも飼っていない人だ。「または」の否定が「かつ」に化けた。
逆に「犬と猫を両方飼っている人」の否定は? 「犬を飼っていない、または、猫を飼っていない」——少なくとも一方が欠けていればよい。
S1章の「すべて」と「ある」が否定で入れかわったのと同じ現象だ。否定は構造をひっくり返す——論理の世界の一貫したクセだよ。
ベン図で確かめる
A∪Bの補集合は、2つの円の外側の領域。いっぽう「Āの領域」と「B̄の領域」を別々にぬって重なった部分をとると——やはり2つの円の外側になる。図で確かめられるのがベン図の強みだ。紙にかいて、両方のぬりかたを見比べてみよう。
例 :U = {1, …, 10}、A = {偶数}、B = {3の倍数} で検証。
- A∪B = {2, 3, 4, 6, 8, 9, 10}、その補集合は {1, 5, 7}
- Ā = {1, 3, 5, 7, 9}、B̄ = {1, 2, 4, 5, 7, 8, 10}、その共通部分は {1, 5, 7}
一致した!
れんしゅう
Q1
きほん
「(A∪B)の補集合」と等しいのはどれかな?
Q2
きほん
「(A∩B)の補集合」と等しいのはどれかな?
Q3
ふつう
「英語または数学が好き」の否定はどれかな?
Q4
ふつう
U = {1, …, 8}、A = {1, 2, 3}、B = {3, 4, 5} のとき、(A∪B)の補集合の要素の個数は?
個
Q5
チャレンジ
同じ設定で、Ā∩B̄ の要素の個数は?(前の問題と一致するはず!)
個
もっと れんしゅう
ボタンを おすと、あたらしい もんだいが でて くるよ。なんかいでも れんしゅう できるよ。
クリア! よく できました!