ステップ G4-2-3
三角比と三角形の面積
この ページで まなぶ こと
- 面積公式 S = (1/2)ab sin C をつかえるようになる
- 定理を組み合わせて三角形を解けるようになる
2辺 a、b とはさむ角 C がわかれば、面積は S = (1/2)ab sin C。「底辺×高さ÷2」の高さを sin が教えてくれる。
「高さ」を sin が教えてくれる
三角形の面積 = 底辺 × 高さ ÷ 2(G2以来の公式)。でも高さは、いつも問題文に書いてあるとは限らない。2辺とはさむ角から高さを作り出せるのが三角比だ。
辺 a を底辺にする。もう1辺 b が角 C をはさんで立っているとき、b の先端から底辺へ垂線を下ろすと、直角三角形ができて——
\[高さ = b\sin C\](Cが鈍角でも、sin(180° − C) = sin C のおかげでこの式のまま成り立つ。)よって——
\[S = \frac{1}{2}ab\sin C\]C = 90° なら sin C = 1 で、おなじみの「直角をはさむ2辺の積÷2」に戻る。
つかってみる
例1 :a = 6、b = 4、C = 30° の三角形の面積は?
\[S = \frac{1}{2} \cdot 6 \cdot 4 \cdot \sin 30° = 12 \cdot \frac{1}{2} = 6\]検算:C = 90° なら面積12。30°はそれよりつぶれた三角形だから12より小さいはず ✓
例2 :a = 5、b = 8、C = 60° の面積は?
S = (1/2)・5・8・(√3/2) = 10√3。答えに√が残ってもあわてない——それが正確な値だ(N10)。
例3(定理の合わせ技) :b = 2、c = 3、A = 60° の三角形の、面積と残りの辺 a を両方求めよう。
面積:S = (1/2)・2・3・sin 60° = 3・(√3/2) = 3√3/2。
残りの辺:余弦定理で a² = 4 + 9 − 2・2・3・(1/2) = 7、a = √7。
2辺と間の角が決まれば三角形は完全に決まる(合同条件SASそのもの!)。だから面積も残りの辺も角も、ぜんぶ計算で取り出せる。合同条件(G3)は「決まる」ことしか教えてくれなかったけれど、三角比は「いくつなのか」まで教えてくれる——それがこの章の到達点だ。
よくあるまちがい
その1:はさむ角以外の角を使ってしまう。 公式の sin に入るのは、使った2辺にはさまれた角。a・b と組むのは C だ。
その2:÷2 を忘れる。 ab sin C だけだと平行四辺形の面積(同じ2辺と角で作った平行四辺形のちょうど半分が三角形)。最後の 1/2 まで書いて完成。
れんしゅう
a = 6、b = 4、C = 30° の三角形の面積は?
a = 4、b = 5、C = 90° の三角形の面積は?
a = 8、b = 3、C = 150° の三角形の面積は?
a = 4、b = 6、C = 60° の面積は □√3。□は?
面積が10で、a = 5、C = 30° のとき b は?
b = 2、c = 3、A = 60° のとき a² は?
もっと れんしゅう
ボタンを おすと、あたらしい もんだいが でて くるよ。なんかいでも れんしゅう できるよ。
クリア! よく できました!